サプライズとたこ焼き
「友達の誕生日のサプライズをしたいのですが…」初めて来られたお客様から突然のお願い事。
本日お友達六人でご宿泊に来られたお客様でした。
最初に来られた三人組が仕掛人。
まずはお部屋のセッティングをして
私に鍵を預けて奥の部屋に隠れる。
本日の誕生日を迎えたご本人と二人の友達がやって来る。
私は、何もなかったかのように鍵を渡し…部屋にお入りになると
「ハッピーバースディ~??」となる筋書きだった。
やがて3時間後に後の三人組がご到着。
内線で仕掛人達に連絡。
「今、来られました。駐車場にお車を止めましたよ。準備はオッケーですか?」
「アイ・アイ・サー!」
ノリのいい若者。(笑)
なんかドキドキするなぁ~。??(笑)
ここは、マイケル・ケインになりきって(笑)
何もなかったかのように、いつも通りお迎えをして、鍵を渡した。
すると…計画は意外な方向へ…。
「せっかくの露天風呂だからさ。先に入ろう!」
なんとご本人は部屋に入り荷物を置くと、
そのまま後から一緒に来た友達と露天風呂へ直行。
サプライズ延期。仕掛人達は、
そのまま暗い部屋に隠れたまま一時間待機。
やっとご本人が戻って来て、
クラッカーの音がお部屋から聞こえた。
サプライズは成功。
フロントをクローズしてからしばらくして、
受け付けの窓を叩く音。
管理人室から出て行くと…
あの仕掛人三人組とお誕生日のご本人が並んで立っていた。
「今日は、ご協力ありがとうございました」と
礼儀正しく頭を下げてお礼を言われ、
「奥様と食べてください」と皿にのせた
出来立てのアツアツのたこ焼きをいただいた。
これがまた最高に美味しかった!(笑)